
楽天銀行には、キャッシュカードの家族カード・代理人カード・共同名義口座はどれもありません。
その代わり、家族それぞれが口座を持てば楽天銀行同士の振込が回数無制限で無料なので、「生活費口座に毎月自動で振り込む」形で共同口座と同じ使い方ができます。
子どもの口座は0歳から作れて、12歳以下は親権者が代理で申し込みます。
- 楽天銀行に家族カード・代理人カード・共同名義口座はない。検索で出てくる「家族カード」は楽天カード(クレジットカード)のもの
- 夫婦・カップルは①生活費口座を1人名義で作って「毎月おまかせ振込予約」で自動入金 ②それぞれの口座+デビットで支払い ③楽天カードの家族カードで支出をまとめるの3パターン
- 楽天銀行同士の振込は何回でも0円・24時間即時。家族全員が楽天銀行なら、お金の移動にコストがかからない
- 子ども口座は0歳から。12歳以下は親権者の代理申込で、子どもと親の本人確認書類が必要。16歳未満はキャッシュカードのみ、16歳からデビットカードが作れる
- 暗証番号やパスワードを家族と共有するのはNG。不正利用の補償で「重大な過失」になるうえ、アプリは1台1口座なので、家族の口座はそれぞれのスマホかウェブから使う
この記事では、楽天銀行でできないこと、夫婦・カップルで使う3つの方法と向き不向き、共有するときの注意点、子ども口座の作り方と必要書類、家族で楽天銀行をそろえるメリットまで順番に解説します。
🚫 楽天銀行に「家族カード」「共同口座」はない|できないこと4つ
まず「できないこと」をはっきりさせておきましょう。
| やりたいこと | 楽天銀行では | 代わりの方法 |
|---|---|---|
| キャッシュカードの家族カード(1つの口座にカード2枚) | × 取り扱いなし(公式FAQ) | 家族それぞれが口座を作る |
| 代理人カード | × 取り扱いなし | 同上 |
| 夫婦2人の共同名義口座 | × 日本の銀行では共同名義の口座自体が作れない | 1人名義の「生活費口座」を決めて、もう1人が振込 |
| 1台のスマホアプリで家族2人の口座にログイン | × アプリは複数口座にログインできない(公式FAQ) | 2つ目以降の口座はウェブサイトから使う |
「楽天銀行 家族カード」で検索すると楽天カードのページが出てきますが、これはクレジットカードの家族カードで、発行元は楽天カード株式会社です。
本会員と同じ口座からまとめて引き落とされ、18歳以上の配偶者・両親・子どもが対象、本カード1枚につき2枚まで、年会費は無料(ゴールド・プレミアムは550円)です。
キャッシュカードとして口座のお金を直接引き出せるカードではないので、混同しないようにしましょう。
💑 夫婦・カップルで楽天銀行を使う3つの方法
共同口座が作れなくても、楽天銀行なら「口座を分けたまま、お金の移動を無料にする」ことで同じ目的を達成できます。
代表的なパターンは3つです。

楽天銀行同士なので振込手数料は0円、指定日に自動で実行されるので振込忘れもありません。
家賃・光熱費・楽天カードの引き落としをこの口座に集めれば、家計の出入りが1つの口座で見えるようになります。
月末に「多く払った側」へ楽天銀行同士の振込で精算すれば、手数料0円・即時反映なので、その場でスマホから完了します。
お互いの残高を見せずに済むので、同棲中のカップルや共働きで財布を分けている夫婦に向いています。
家族カードの利用分も本会員の口座からまとめて引き落とされ、ポイントも本会員にまとまります。
楽天カードの引き落としがある楽天銀行口座は普通預金金利が年0.42%に上がり、ハッピープログラムのポイントも付くので、楽天経済圏の家庭ではこの形が一番シンプルです。
3つの方法の向き不向きを整理すると次のとおりです。
| 方法 | 向いている人 | 注意点 |
|---|---|---|
| ①生活費口座+自動振込 | 家計を1つの口座で見たい夫婦 | 口座は名義人のもの。名義人以外はカードもアプリも使えない |
| ②各自の口座+デビット精算 | 財布を分けたい共働き・同棲カップル | 精算の手間がある。デビットは16歳以上 |
| ③楽天カード家族カード+楽天銀行引落 | 楽天市場をよく使う家庭 | 家族カードは18歳以上・本カード1枚につき2枚まで。現金の共有はできない |
私のおすすめは①と③の組み合わせです。
生活費口座に楽天カードの引き落としを集めれば、金利・ポイント・家計の見やすさが同時に手に入ります。
🔁 毎月おまかせ振込予約の設定方法|夫婦の「自動入金」に使う
方法①の要になるのが「毎月おまかせ振込予約」です。
あらかじめ登録した振込先・金額・日付で、毎月自動で振込してくれるサービスで、追加の手数料はかかりません。
- ログイン後「振込・支払」→「毎月おまかせ振込予約」を開く(アプリなら「入出金・振込」→「振込」→「毎月おまかせ振込予約」)
- 「新規設定」で振込先・金額・毎月の振込日を指定する。振込先が楽天銀行なら手数料0円
- 振込日の前日までに残高を用意する。残高不足のときはメッセージボックスに連絡が来て、所定の時刻までに入金すれば再実行される
登録できるのは99件までで、家賃や保険料、仕送りにも同じ仕組みが使えます。
登録内容の「変更」はできないので、金額を変えたいときは一度削除して登録し直してください。
指定日の当日に削除しても、その日の振込は実行される点も覚えておきましょう。
⚠️ 家族で共有するときの注意点3つ
口座を家族で「共有している感覚」で使うときに、やってはいけないことがあります。
- 暗証番号・パスワードを家族に教えない。楽天銀行の補償ページでは「他人に暗証番号を知らせた」「他人にキャッシュカードやスマホATMの端末を渡した」が重大な過失の典型例とされ、不正利用にあっても補償の対象外になりうる。家族であっても名義人以外が操作するのは避ける
- お金の所有者と名義を一致させる。夫のお金を妻名義の口座に置くと「借名預金」となり、預金保険の保護対象外。生活費口座に入れる額は「共同生活の費用」として説明できる範囲にとどめる
- アプリは1台1口座。1台のスマホで夫婦2人の口座は開けない。2つ目の口座はウェブサイトからログインするか、それぞれのスマホにアプリを入れる
預金保険は「1つの銀行につき名義人1人あたり1,000万円」で守られるので、夫婦それぞれの名義で持つことは、むしろ保護の面ではプラスです。
詳しくは楽天銀行は危険?潰れる可能性・1,000万円以上の預金・不正利用の補償を公式データで検証で解説しています。
👶 子ども口座は0歳から作れる|作り方と必要書類
楽天銀行の口座は年齢制限がなく、0歳から開設できます。
12歳以下は親権者が代理で申し込み、13歳以上は本人の本人確認書類で申し込みます。

- 公式サイトの「子供名義の口座開設」から申し込む。親権者の情報と子どもの情報を入力する。子ども1人につき1回の申込が必要で、兄弟まとめて・親と同時の申込はできない
- 子どもと親権者の本人確認書類を提出する。組み合わせは下の表の3パターン。親がすでにアプリを使っている場合は、ログイン前の画面下「本人確認書類などを送る」→「口座開設」から子どもの分を撮影して送る
- 初回ログインの初期設定をする。子どもの口座専用のメールアドレスが1つ必要なので、あらかじめ用意しておく
- 入金する。親が楽天銀行なら振込0円。公式の常設プログラムでは、12歳以下の口座開設&入金でお祝い金1,000円がもらえる(2026年9月時点・条件は公式で確認)
本人確認書類は、住民票の写し(下の表の①)のパターンで申し込みました。
いまは、もらったお年玉をこの口座に入れています。
親も楽天銀行なので、お祝いやお年玉を子どもの口座へ移すときに振込手数料がかかりません。
12歳以下の本人確認書類は、次の3パターンのいずれかです。
| パターン | 必要な書類 | ポイント |
|---|---|---|
| ①住民票の写し(原本)1点 | 子どもと親権者の両方が記載された住民票の写し、または戸籍の附票の写し | これ1点でOK。ただし郵送のみ(アプリ提出不可)・交付から6ヶ月以内 |
| ②母子健康手帳+各1点(計3点) | 母子健康手帳のコピー+子どもの書類1点(資格確認書・パスポート・マイナンバーカード・医療証など)+親権者の書類1点 | 出生届出済の証明印が必要。親権者登録が「母親」の場合のみ |
| ③各2点(計4点) | 子どもの書類2点+親権者の書類2点 | 健康保険証は2025年12月2日から使えない。「資格確認書」を用意する |
子どもと親権者の住所が違う場合は、上記に加えて戸籍謄本(発行から6ヶ月以内の原本)が必要です。
また、子どもの口座開設で出した親権者の書類を、親自身の口座開設に流用することはできません(逆も同じ)。
- 12歳以下:親権者が代理で申込。カードはキャッシュカード(ATM入出金・残高照会のみ)
- 13歳〜15歳:本人の書類で申込できる。カードは引き続きキャッシュカードのみ
- 16歳以上:楽天銀行デビットカードを申し込める。口座開設時に16歳未満だった子も、16歳になればログイン後の画面から申込可
- 18歳(成年):以降は口座の管理・取引は名義人本人のみ。親は手続きできなくなる
子ども口座の開設手順は、口座開設ガイドの記事とあわせて読むとスムーズです。
🎁 家族みんなで楽天銀行にするメリット4つ
家族カードがなくても、家族全員が楽天銀行を持つと得られるメリットがあります。
- 家族間の振込が何回でも0円。仕送り・生活費・お小遣いの移動にコストがかからず、24時間即時に届く
- 金利が高い。マネーブリッジ設定で普通預金金利が年0.48%(残高1,000万円以下)。子どもの教育費を置いておくだけで、大手銀行より利息がつく
- 紹介キャンペーンで双方に特典。家族を紹介して口座を作ってもらうと、紹介した側・された側の両方にポイントが入る。やり方は楽天銀行の紹介コードはどこ?アプリでの確認方法を参照
- ハッピープログラムは口座ごと。家族それぞれがエントリーすれば、それぞれの口座でATM・振込の無料回数がもらえる
楽天カードの引き落としを家族の楽天銀行口座に集めれば、金利0.42%・ハッピープログラムのポイント・楽天市場のポイントアップまで、家計全体の還元が底上げされます。
まだ口座を持っていない方は、まずご自身の口座から始めてください。
💭 楽天銀行の家族利用でよくある質問
楽天銀行に家族カードや代理人カードはなく、1つの口座のキャッシュカードは名義人本人しか使えません。
2人で使いたい場合は、それぞれが口座を作って楽天銀行同士の無料振込でお金を動かす形になります。
楽天銀行の補償ページでは「他人に暗証番号を知らせた」ことが重大な過失の典型例とされており、万一の不正利用で補償されなくなるおそれがあります。
家族であっても、口座の操作は名義人本人が行いましょう。
楽天会員リンク登録は楽天会員の登録情報と口座名義が一致している必要があるため、親の楽天IDでは登録できず、子ども名義の楽天IDが必要です。
ステージ判定も口座ごとなので、親のステージが子どもの口座に引き継がれることはありません。
氏名変更が反映されたら、使っているカードの再発行(氏名変更)が別途必要です。
振込・給与受取・デビットカードなど一部のサービスは旧姓のまま使うこともできますが、口座の登録名そのものは新姓に変更する必要があります。
親の楽天銀行口座で受け取り、そこから子どもの口座へ振り込む形にすれば、楽天銀行同士なので手数料はかかりません。
毎月おまかせ振込予約を使えば、この移動も自動化できます。
ただし親の口座も楽天銀行にすると、親子間の振込が何回でも0円になるので、あわせて開設するのがおすすめです。
親と子どもの申込は別々に行う必要があります。
✅️ まとめ:家族カードはないが「それぞれの口座+無料振込」で十分
楽天銀行の家族利用を整理します。
- 家族カード・代理人カード・共同名義口座はない。「家族カード」があるのは楽天カード(クレジット)
- 夫婦・カップルは生活費口座+毎月おまかせ振込予約か、各自の口座+デビット精算か、楽天カード家族カード+楽天銀行引落の3択
- 楽天銀行同士の振込は何回でも0円・即時。家族全員でそろえると移動コストがゼロになる
- 子ども口座は0歳から。12歳以下は親権者代理・書類は3パターン・専用メールアドレスが必要。16歳からデビット、18歳で本人管理
- 暗証番号・パスワードの共有はNG。名義人本人が操作し、お金の所有者と名義を一致させる
「共同口座がないから不便」ではなく、「口座を分けたまま無料で動かせる」のが楽天銀行の強みです。
家族の口座をそろえるなら、まずご自身の口座を作ってから、紹介コードで家族を招待するのが一番お得です。
自分の口座を目的別に分けたい場合は、複数口座の記事も参考にしてください。
- 楽天銀行の口座開設のやり方|何日かかる?必要書類と流れを3ステップで解説
- 楽天銀行に2つ目の口座は作れる?複数口座は最大5つ・目的別口座がない時の貯金の分け方
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