楽天証券ゼロコースのデメリット5つ|SOR・Rクロスの注意点と超割・いちにち定額コースとの選び方

悩んでいる人

悩んでる人
・楽天証券のゼロコースって、本当に手数料0円?デメリットはないの?
・SOR・Rクロスに同意しても大丈夫?
・超割コースやいちにち定額コースとどっちがいいの?

 

楽天証券のゼロコースは、国内株式の現物取引・信用取引の手数料が、約定代金にかかわらず0円になる手数料コースです。

大きなデメリットはありませんが、SOR(Rクロスを含む)への同意が必須なことと、国内株式以外は0円にならないことは知っておきたいポイントです。

 

この記事では、ゼロコースのデメリット・注意点5つと、SOR・Rクロスの中身、超割コース・いちにち定額コースとの選び方、コースの変え方をまとめます。

 

✅️ 先に結論
  • 迷ったら:ゼロコースでOK(国内株式の現物・信用の手数料が0円)
  • デメリット:SOR(Rクロスを含む)への同意が必須・手数料のポイントバックがない など
  • 0円にならないもの:米国株の手数料・かぶミニのリアルタイム取引のスプレッドなど
  • ほかのコースが合う人:SORを使いたくない人は超割コース、1日100万円までの売買中心ならいちにち定額コースも候補
  • 変え方:営業日の16時までに手続きすれば翌営業日から。当月に取引がなければ即日

 

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💰 楽天証券の手数料コースは3つ|違いの早見表

楽天証券の国内株式の取引手数料は、ゼロコース・超割コース・いちにち定額コースの3つから選べます。

 

項目 ゼロコース 超割コース いちにち定額コース
手数料の決まり方 いつでも0円 1回の約定代金ごと 1日の約定代金の合計
現物取引 0円 55円〜1,070円 1日100万円まで0円
信用取引 0円 99円〜385円 現物と合わせて1日100万円まで0円
手数料のポイントバック なし(手数料が0円のため) 手数料の1% なし
SOR(Rクロスを含む) 同意が必須 必須ではない 必須ではない
向いている人 ほとんどの人 SORを使いたくない人 SORを使わず、1日100万円までで売買する人

※手数料は税込。くわしい金額は楽天証券「現物取引手数料」より。
 

手数料だけで比べると、金額に上限なく0円になるのはゼロコースだけです。

そのため、特別な理由がなければゼロコースを選んでおけば十分です。

 

楽天経済圏の住人
私も2026年9月に、超割コースからゼロコースに変えました。

金額を気にせず売り買いできるのは、本当にストレスフリーです!

 

⚠️ 楽天証券ゼロコースのデメリット・注意点5つ

ゼロコースのデメリットは、「損をする」というより「知らないと戸惑う」ものがほとんどです。

 

  1. SOR(Rクロスを含む)への同意が必須
  2. 手数料のポイントバックがない
  3. SORが使われない注文・時間がある
  4. かぶミニのリアルタイム取引はスプレッドがかかる
  5. 米国株など国内株式以外は0円にならない

 

① SOR(Rクロスを含む)への同意が必須

ゼロコースを選ぶには、SOR(Rクロスを含む)の利用への同意が必須です。

原則として楽天証券が指定するSOR注文を使うことになり、注文が東証ではなくPTS(私設取引システム)やRクロスで成立することがあります。

 

「必ず東証で売り買いしたい」というこだわりがある人には、ここがいちばんのデメリットです。

SORの中身は、次の章でくわしく説明します。

 

② 手数料のポイントバックがない

超割コースでは、払った手数料の1%分が楽天ポイントで戻ってきます。

ゼロコースはそもそも手数料が0円なので、このポイントバックはありません。

 

とはいえ、たとえば超割コースで50万円までの現物取引をすると手数料は275円で、戻ってくるのは手数料の1%分です。

手数料を払ってポイントをもらうより、手数料0円のほうが得になります。

 

③ SORが使われない注文・時間がある

SORで市場を選ぶのは、日中の取引時間(9:00〜11:30、12:30〜15:25)で、楽天証券が対象に指定した銘柄だけです。

 

  • 「寄付」「引け」の条件はSOR注文では選べない
  • 訂正した注文はSORが働かない
  • 期間を指定した注文は、発注したときだけSORで判定される
  • Rクロスにつながるのは現物取引だけ(信用取引は使わない)

 

細かいルールですが、手数料が0円になることは変わりません。

「SORを使ったつもりが東証で成立していた」ということがあっても、故障ではないので安心してください。

 

④ かぶミニのリアルタイム取引はスプレッドがかかる

1株から買える「かぶミニ®(単元未満株)」も、取引手数料は無料です。

ただし、リアルタイム取引には手数料とは別に0.22%のスプレッドがあり、買うときは少し高く、売るときは少し安い値段になります。

 

前場の寄付で売り買いする「寄付取引」ならスプレッドはかかりません。

これはゼロコースに限らず、どのコースでも同じです。

 

ここに注意
かぶミニを「手数料0円だから」とリアルタイム取引でこまめに売り買いすると、スプレッドが毎回かかります。

急がない注文は寄付取引にすると、余計なコストを払わずに済みます。

 

スプレッドが実際にいくらになるかは、かぶミニの記事で金額つきで計算しています。

 

⑤ 米国株など国内株式以外は0円にならない

ゼロコースで0円になるのは、国内株式の取引手数料です。

米国株などは別の手数料体系なので、ゼロコースにしても0円にはなりません。

 

くわしくは、この記事の後半「ゼロコースなのに手数料がかかる?」で整理しています。

 

デメリットをまとめると、SORを使いたくない人以外は、ゼロコースを選んで困ることはほとんどありません。

まだ楽天証券の口座がない方は、口座開設ページで手数料や特典を確かめてみてください。

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🔍 SOR・Rクロスとは?同意してもデメリットはある?

「SOR・Rクロスに同意するのが不安」という声は多いので、仕組みをかんたんに整理しておきます。
楽天証券ゼロコースの注文はSORで市場を選ぶ|注文はSORが東証・PTS・Rクロスから条件に合う最良の市場を自動で選び、Rクロスは現物取引だけで相手がいれば立会外市場で成立

 

💡 SORとRクロスのしくみ
  • SOR(スマート・オーダー・ルーティング):東証やPTSなど複数の市場の中から、条件に合う最良の市場を選んで注文を出す仕組み
  • Rクロス®:楽天証券の社内の取引システム。お客さま同士の売りと買いを付け合わせ、相手がいれば立会外市場(ToSTNeT)で成立させる

 

つまりSORは、「一番よい値段で成立しそうな市場を自動で探してくれる注文」です。

注文を出す画面や操作は、ふだんの注文とほとんど変わりません。

 

デメリットとして気になるとすれば、どの市場で成立したかを自分で選べないことくらいです。

細かいルールは、楽天証券の「SOR取引・PTS取引およびRクロスを通じた取引に関する説明書」に書かれているので、同意する前に一度目を通しておくと安心です。

 

ここがポイント
SORに同意しても、注文の出し方を覚え直す必要はありません。

「東証以外で成立することがある」とだけ知っておけば、ゼロコースで困る場面はほとんどありません。

 

⚖️ ゼロコースと超割コース・いちにち定額コース、どっちがいい?

ほとんどの人はゼロコースで、超割コース・いちにち定額コースが合うのは限られた人です。

 

超割コースの手数料と向いている人

超割コースは、1回の約定代金で手数料が決まります。

 

1回の約定代金 現物取引 信用取引
5万円まで 55円 99円
10万円まで 99円 99円
20万円まで 115円 148円
50万円まで 275円 198円
100万円まで 535円 385円
150万円まで 640円 385円
3,000万円まで 1,013円 385円
3,000万円超 1,070円 385円

※税込。信用取引は10万円までが99円。手数料の1%がポイントバックされ、大口優遇の条件を達成すると2%になります。
 

超割コースには、条件を達成すると3ヶ月間、現物・信用の手数料が0円になる「大口優遇」もあります。

ただ、ふつうの金額の取引ならゼロコースで最初から0円なので、超割コースを選ぶ理由は「SORを使わずに東証へ注文を出したい」くらいです。

 

いちにち定額コースの手数料と向いている人

いちにち定額コースは、1日の約定代金の合計で手数料が決まります。

 

  • 1日100万円まで:0円
  • 200万円まで:2,200円
  • 300万円まで:3,300円
  • 以降、100万円増えるごとに1,100円を追加

※税込。現物と信用の約定代金の合計。返済期日が当日の「いちにち信用取引」などは0円で、合計にも含めません。日計り取引(デイトレード)の割引もあります。
 

1日100万円を超えると手数料がかかるので、金額に関係なく0円のゼロコースのほうが有利な場面がほとんどです。

SORを使いたくなくて、1日100万円までの売り買いが中心の人なら候補になります。

 

💸 ゼロコースなのに手数料がかかる?0円にならないもの

「ゼロコースにしたのに手数料がかかった」というときは、次のどれかに当てはまっていることが多いです。

 

取引 かかるもの
米国株(特定・一般口座) 約定代金の約0.495%(上限22米ドル)
米国株を円で決済 為替スプレッド 1米ドルあたり25銭
かぶミニのリアルタイム取引 スプレッド0.22%(寄付取引はなし)
単元未満株の買取請求 1件330円(取次手数料)
他社への移管(出庫) 1銘柄3,300円

※税込。米国株はリアルタイム為替で米ドルに替えるときの為替手数料は0銭です。
 

一方、投資信託の買付手数料は0円で、NISA口座の国内株式・米国株式の売買手数料は、手数料コースに関係なく無料です。

 

ただしNISA口座でも、注文した時点では本来の手数料分のお金が一時的に押さえられます(仮拘束)。

注文の確認画面で手数料が表示されても、約定したあとに拘束は外れて買付余力に戻ります。

 

米国株の手数料や買い方は楽天証券の米国株の始め方で、売却益や配当にかかる税金は楽天証券の税金まとめで解説しています。

 

🛠️ 手数料コースの確認・変更のやり方

手数料コースは、ログインしたあと数ステップで確認・変更できます。

 

PC(ウェブ)での変更手順

  1. 楽天証券にログインする
  2. 画面右上の「マイメニュー」→「お客様情報の設定・変更」を開く
  3. 「各商品に関する設定」の「国内株式」から「手数料コースの確認・変更」を選ぶ
  4. 「コースを変更」でゼロコースを選ぶ:SOR(Rクロスを含む)への同意も求められる

※マーケットスピード IIなら「WEB」ボタン→「現在の手数料コース」から変更できます(楽天証券「手数料コースの変更方法について」)。
 

筆者の体験
筆者も、この「手数料コースの確認・変更」の画面から、2026年9月に超割コースからゼロコースに変えました。
変更履歴を見ると、9月14日に手続きして、適用日も同じ9月14日になっていました。

楽天証券の手数料コースの確認・変更の画面|現在の手数料コースはゼロコース・右の「変更」ボタンから変えられる
※筆者の楽天証券の「手数料コースの確認・変更」の画面(2026年11月)

 

楽天証券の手数料コースの変更履歴|2026年9月14日にゼロコース・9月1日までは超割コース
※筆者の手数料コースの変更履歴。2026年9月14日に超割コースからゼロコースに変えました
 

変更はいつから反映される?

  • 営業日の16時までに手続き:翌営業日から新しいコース
  • 当月にまだ一度も取引がない:即日で変更できる
  • 執行中の注文がある:変更できない(注文を取り消してから変更し、出し直す)
  • 変更の回数:何度でも変更できる

 

コースを変えても、すぐに切り替わらないことがあります。

大きな注文の前は、注文画面で今の手数料コースを確かめてから出しましょう。

 

❓ 楽天証券の手数料コースのよくある質問

楽天証券のゼロコースにデメリットはありますか?
大きなデメリットはなく、注意点はSOR(Rクロスを含む)への同意が必須なことと、手数料のポイントバックがないことです。SORに同意すると、注文が東証ではなくPTSやRクロスで成立することがあります。米国株やかぶミニのリアルタイム取引のスプレッドなど、国内株式の手数料以外は0円にならない点も覚えておきましょう。
ゼロコースと超割コースはどっちがいいですか?
ほとんどの人はゼロコースがおすすめです。超割コースは1回の取引ごとに55円〜1,070円(現物・税込)の手数料がかかり、戻ってくるポイントは手数料の1%です。SORを使わずに東証へ注文を出したい人だけ、超割コースを選ぶ理由があります。
SOR・Rクロスに同意すると損をしますか?
SORは、複数の市場から条件に合う最良の市場を選んで注文を出す仕組みで、同意したからといって手数料がかかることはありません。注意点は、どの市場で成立するかを自分で選べないことです。くわしいルールは、楽天証券の「SOR取引・PTS取引およびRクロスを通じた取引に関する説明書」で確かめてから同意しましょう。
NISA口座の国内株式は手数料コースで手数料が変わりますか?
NISA口座の国内株式の売買手数料は、手数料コースに関係なく無料です。私が超割コースのままNISAの成長投資枠で約8.4万円分を注文したときは、注文確認画面に手数料99円と表示されました。楽天証券は注文の時点で本来の手数料分を一時的に押さえる(仮拘束する)ため、確認画面に手数料が出ることがありますが、約定したあとに拘束は外れます。
手数料コースはいつでも変更できますか?
何度でも変更でき、営業日の16時までに手続きすれば翌営業日から切り替わります。当月にまだ一度も取引がなければ、即日で変更できます。執行中の注文があると変更できないので、いったん注文を取り消してから変更しましょう。
ゼロコースなのに手数料がかかったのはなぜですか?
ゼロコースで0円になるのは国内株式の取引手数料だけなので、米国株などの取引だと手数料がかかります。米国株は約定代金の約0.495%(上限22米ドル)で、かぶミニのリアルタイム取引には0.22%のスプレッドがあります。コースを変えた直後なら、まだ切り替わる前の取引だった可能性もあります。

 

📝 まとめ|楽天証券の手数料コースは迷ったらゼロコース

📝 この記事のポイント
  • ゼロコースは、国内株式の現物・信用の手数料が約定代金にかかわらず0円
  • デメリットは、SOR(Rクロスを含む)への同意が必須・手数料のポイントバックがないこと
  • 米国株・かぶミニのリアルタイム取引のスプレッドなどは0円にならない
  • 超割コースはSORを使いたくない人、いちにち定額コースは1日100万円までの売買中心の人向け
  • コースの変更は何度でもでき、営業日の16時までなら翌営業日から

 

株の売却益や配当には、NISA口座以外では税金がかかります。

また、SORやRクロスのルールは楽天証券の規約・説明書で決まっているので、同意する前に一度確かめておきましょう。

 

これから楽天証券を始めるなら、口座を開いてからゼロコースになっているかを確かめておけば、国内株は手数料を気にせず売り買いできます。

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