

・カードの種類や「代行手数料」で変わるって本当?
・楽天ペイ残高(楽天キャッシュ)と、どっちがお得?
楽天証券のクレカ積立(楽天カードクレジット決済)は、楽天カードで投資信託を毎月自動で買うだけで、積立額の0.5〜2%の楽天ポイントがもらえる仕組みです。
還元率は「どの楽天カードを使うか」と「積み立てる投資信託の代行手数料」の2つで決まります。
この記事では、楽天カードの種類ごとの還元率の早見表、年間でもらえるポイントの目安、楽天ペイ残高(楽天キャッシュ)と組み合わせて月15万円まで積み立てる方法、設定のやり方までをまとめます。
- 還元率:低コストの投資信託なら、楽天カード0.5%・ゴールド0.75%・プレミアム1%・ブラック2%
- 代行手数料0.4%以上の投資信託:ブラック以外は1%(ブラックは2%)
- 上限:クレカ積立は月10万円。楽天ペイ残高(楽天キャッシュ)の月5万円と合わせて月15万円
- NISAでも同じ還元率:つみたて投資枠・成長投資枠のどちらでも使える
- 迷ったら:年会費無料の楽天カードで始めて、月10万円近く積み立てるならゴールド以上も検討
楽天証券全体の使い方は、楽天証券の完全ガイドでまとめています。
📊 楽天カードの積立の還元率|カード別・代行手数料別の早見表
クレカ積立でもらえるポイントの率は、楽天カードの種類と、投資信託の「代行手数料」で決まります。
| カードの種類 | 年会費(税込) | 代行手数料0.4%未満 | 代行手数料0.4%以上 |
|---|---|---|---|
| 楽天カード | 永年無料 | 0.5% | 1% |
| 楽天ゴールドカード | 2,200円 | 0.75% | 1% |
| 楽天プレミアムカード | 11,000円 | 1% | 1% |
| 楽天ブラックカード | 33,000円 | 2%(2027年1月積立分から2%か3.2%) | 2%(2027年1月積立分から2%か3.2%) |
※楽天証券「クレカ積立(楽天カードクレジット決済)」より。代行手数料の判定は、積立で買う月の前月12日時点のデータで行われます。みずほ楽天カードは、0.4%未満の投資信託で楽天ポイント0.5%+みずほポイント0.5%です。
楽天カードの家族カード・ビジネスカード・ETCカード・デビットカードは使えません。
楽天証券の口座と楽天カードの名義が同じであることも条件です。
💡 代行手数料とは?0.4%以上の投資信託を選ぶべき?
代行手数料は、投資信託を持っている間ずっとかかる手数料(信託報酬)のうち、販売した証券会社(楽天証券)に入る分のことです。
人気の低コストのインデックスファンドは、多くが0.4%未満なので、ふつうはカードの種類どおりの還元率(楽天カードなら0.5%)になります。
では、還元率を1%に上げるために、代行手数料0.4%以上の投資信託を選ぶべきでしょうか。
代行手数料は信託報酬の一部なので、0.4%以上の投資信託は、信託報酬が少なくとも年0.4%以上かかることになります。
- ポイントの差:楽天カードで月5万円なら、0.5%と1%の差は月250ポイント=年3,000ポイント
- 手数料の差:信託報酬が年0.5%高いと、残高300万円で年15,000円、残高600万円で年30,000円多くかかる
※ポイントは積み立てた月の額にだけ付きますが、信託報酬は積み上がった残高の全部に毎年かかります。
積み立てる年数が長いほど残高が増えるので、ポイントの差より手数料の差のほうが大きくなりやすいです。
どの投資信託を選ぶかは、ポイントの率ではなく、中身と手数料で決めましょう。
年会費とポイントの差は、次の章で計算しています。
🆕 楽天ブラックカードは2027年1月積立分から最大3.2%
楽天ブラックカードのクレカ積立は、2027年1月に買う分(2026年11月13日以降に設定した分)から、前の年1年間の楽天カードの利用額で還元率が決まるように変わります。
- 前の年(1月1日〜12月31日)の楽天カードのショッピング利用額が400万円以上:3.2%
- 400万円未満:2%(今までと同じ)
※楽天カード「楽天ブラックカードのクレジット決済による投信積立のポイント進呈率引き上げ」より。クレカ積立の決済額そのものは400万円に数えません。3.2%のうち2%分は積立月の15日前後、残りの1.2%分は積立月の翌月末ごろに通常ポイントで付きます。
年の途中でほかの楽天カードから楽天ブラックカードに切り替えた場合は、切り替える前のカードで使った分も合わせて数えます。
ほかのカードの還元率は変わりません。
楽天ブラックカードの申し込み方や、400万円に入る支払い・入らない支払いは、次の記事でまとめています。
🧮 クレカ積立で年間いくらもらえる?カード別のポイント早見表
代行手数料0.4%未満の投資信託に、毎月同じ額を積み立てたときの1年分のポイントの目安です。
| カード(還元率) | 月3万円 | 月5万円 | 月10万円 |
|---|---|---|---|
| 楽天カード(0.5%) | 1,800pt | 3,000pt | 6,000pt |
| ゴールド(0.75%) | 2,700pt | 4,500pt | 9,000pt |
| プレミアム(1%) | 3,600pt | 6,000pt | 12,000pt |
| ブラック(2%) | 7,200pt | 12,000pt | 24,000pt |
| ブラック・2027年1月分から・前の年400万円以上(3.2%) | 11,520pt | 19,200pt | 38,400pt |
※積立額×還元率×12か月で計算した目安です。
👉 結局どのカードがお得?年会費とポイントの差で比べる
カードを上げるかどうかは、増えるポイントが年会費を上回るかで考えるとわかりやすいです。
- ゴールド(年会費2,200円):楽天カードとの差は0.25%。月10万円で年3,000ポイント多く、年会費を上回る。月5万円だと年1,500ポイントで年会費に届かない
- プレミアム(年会費11,000円):楽天カードとの差は0.5%で、月10万円でも年6,000ポイント。積立だけでは年会費に届かないので、楽天市場など積立以外の特典も使う人向け
- ブラック(年会費33,000円):楽天カードとの差は1.5%で、月10万円なら年18,000ポイント。前の年の利用が400万円以上で3.2%になれば、差は年32,400ポイント
ほとんどの人は、年会費無料の楽天カードで始めて、月10万円近く積み立てるようになったらゴールドを考えるくらいで十分です。
まだ楽天カードを持っていない人は、入会のキャンペーンでポイントをもらってから積立に使うとお得です。
▼ クレカ積立に使う楽天カード(年会費無料) ▼
入会キャンペーンのポイント数の変わり方は、次の記事で解説しています。
✅️ 楽天ペイ残高(楽天キャッシュ)と併用で月15万円|どっちがお得?
楽天証券では、クレカ積立とは別に、楽天ペイ残高(電子マネーの楽天キャッシュ)でも投資信託を積み立てられます。
2つを合わせると、ポイントをもらいながら月15万円まで積み立てられます。

| 払い方 | 月の上限 | 還元率 | 買う日 |
|---|---|---|---|
| クレカ積立(楽天カード) | 10万円 | 0.5〜2%(カードと代行手数料による) | 選べない(毎月1日・8日・12日のどれか) |
| 楽天ペイ残高(楽天キャッシュ) | 5万円 | 0.5%(カードの種類に関係なし) | 毎月1〜28日から選べる |
※楽天ペイ残高の0.5%は、積立に使った額(200円につき1ポイント)に付きます。楽天ペイ残高での積立は、楽天証券の「楽天ポイントコース」の設定が必要です。
💡 どっちを先に使う?
低コストの投資信託を楽天カード(一般)で積み立てるなら、クレカ積立も楽天ペイ残高も同じ0.5%です。
ゴールド以上のカードなら、クレカ積立のほうが率が高くなります。
なので、まずクレカ積立で月10万円まで使い、それ以上積み立てたい分を楽天ペイ残高に回す順番が基本です。
🧮 月15万円をフルに使ったときの年間ポイント
- 楽天カード:月500pt+月250pt=年9,000pt
- ゴールド:月750pt+月250pt=年12,000pt
- プレミアム:月1,000pt+月250pt=年15,000pt
- ブラック(2%):月2,000pt+月250pt=年27,000pt
- ブラック(3.2%・2027年1月分から・前の年400万円以上):月3,200pt+月250pt=年41,400pt
楽天ペイ残高での積立のくわしいやり方(チャージの設定・引き落としの日・注意点)は、次の記事で解説しています。
📅 クレカ積立のスケジュール|締め切り・買う日・引き落とし・ポイント
クレカ積立は、毎月12日までに設定した分が、翌月に買われる流れです。
| 項目 | 決まり |
|---|---|
| 設定・変更の締め切り | 毎月12日(翌月の積立から反映) |
| カードの確認 | 毎月13日〜16日 |
| 買う日 | 毎月1日・8日・12日のどれか(はじめてクレカ積立をした時期で決まる) |
| ポイントが付く日 | 積立した月の15日前後 |
| 引き落とし | 積立した月の27日(楽天カードの引き落とし口座から) |
※休業日の場合は、買う日・引き落としとも翌営業日です。
買う日は「はじめて使った時期」で決まる
- 2021年6月19日までに、はじめてクレカ積立をした人:毎月1日
- 2021年6月20日〜2024年8月24日に、はじめてクレカ積立をした人:毎月8日
- 2024年8月25日以降に、はじめてクレカ積立をした人:毎月12日
これから始める人は毎月12日に買われます。
自分で日にちを選びたい人は、楽天ペイ残高や証券口座のお金(楽天銀行のマネーブリッジなど)での積立なら、毎月1〜28日から選べます。
🛠️ 楽天証券のクレカ積立のやり方|設定は3ステップ
- 楽天証券の口座を開く:NISA口座もいっしょに申し込める
- 楽天カードを用意する:楽天証券の口座と同じ名義のカード(登録できるのは1枚)
- 積立の設定をする:積み立てたい投資信託を選び、積立の注文で引き落とし方法を「楽天カードクレジット決済」にして、金額(100円〜10万円)・口座の種類(NISA・特定口座など)を決めて注文する
毎月12日までに設定すると、翌月から積立が始まります。
口座を開く手順は、画面つきで次の記事にまとめています。
最近、楽天ブラックカードに切り替え、積立の決済もブラックカードで始めたところです。
楽天e-NAVIの明細には「楽天証券投信積立」と1行で載り、ポイントはカードのほかの利用分とまとめて毎月付きます。

※筆者の楽天e-NAVI(楽天ブラックカード・2026年10月分の明細)。金額は隠しています
▼ 口座開設は無料・NISAも同時に申し込める ▼
🆕 クレカ積立はNISAでも同じ還元率?
NISAでも、還元率は同じです。
クレカ積立は、特定口座・一般口座のほか、NISAのつみたて投資枠と成長投資枠の両方で使えます。
NISAのつみたて投資枠は年120万円(月10万円)までなので、クレカ積立の月10万円だけで、つみたて投資枠をちょうど使い切れます。
NISAで増えた利益には税金がかからないので、ポイントと合わせて効率よく積み立てられます。
一方、NISA以外の特定口座・一般口座では、売って出た利益や分配金に約20%(20.315%)の税金がかかります。
なお、未成年口座・法人口座・iDeCo・楽ラップはクレカ積立の対象外です。
NISAの始め方と設定は、次の記事で解説しています。
👍️ もっとお得に:ポイント投資を足してSPUも上げる
クレカ積立の決済の一部を、楽天ポイントで払う設定もできます。
楽天市場のSPUでは、楽天証券の投資信託で、その月に合計3万円以上を1ポイント以上使って買う(ポイント投資)と、楽天市場のお買い物のポイントが+0.5倍になります。
- 楽天証券で「楽天ポイントコース」と「マネーブリッジ(楽天銀行との連携)」を、月末までに設定しておく
- 期間限定ポイントは使えない(通常ポイントを使う)
- 積立の場合は、積立で買う日がある月が対象
※SPUの+0.5倍で付くポイントは月2,000ポイントまでです。
楽天ポイントコースの設定のしかたと、株の売買の手数料コースの選び方は、次の記事で解説しています。
⚠️ クレカ積立のデメリット・注意点
- 買う日を選べない:毎月1日・8日・12日のどれかに決まる
- 使えるのは楽天カードだけ:ほかの会社のカード・家族カード・ビジネスカードは使えない
- 月10万円まで・ボーナス月の増額なし:増やしたい分は楽天ペイ残高や証券口座のお金で積み立てる
- カードが変わると積立が止まる:再発行・ブランドの変更などでカードが使えなくなると、翌月の積立が行われない
- 元本の保証はない:投資信託は値下がりすることもある。ポイントは「おまけ」と考える
13日からのカードの確認でエラーになると、その月の積立が丸ごと行われません。
楽天証券や楽天カードの規約で決められた使い方(本人名義のカードで積み立てるなど)を守って使いましょう。
❓ 楽天証券のクレカ積立のよくある質問
📝 まとめ|楽天証券のクレカ積立は「楽天カード+月10万円」から
- 還元率は、低コストの投資信託なら楽天カード0.5%・ゴールド0.75%・プレミアム1%・ブラック2%
- 代行手数料0.4%以上の投資信託はポイントが増えても手数料も高いので、ポイントの率で選ばない
- クレカ積立は月10万円まで。楽天ペイ残高(楽天キャッシュ)の月5万円と合わせて月15万円
- NISAでも還元率は同じで、つみたて投資枠はクレカ積立だけで使い切れる
- 毎月12日までの設定で翌月から。カードが変わったら12日までに登録し直す
まずは年会費無料の楽天カードで、NISAのクレカ積立から始めてみてください。
▼ 楽天カードで投資信託を積み立てる ▼




