
・12月30日に注文したら、今年の枠?来年の枠?
・使い切れなかった枠は来年に回せるの?
楽天証券のNISAで「今年の枠」を使うには、注文した日ではなく「受渡日」が年内になるように注文します。
受渡日は、注文が成立してから実際にお金と商品のやりとりが終わる日で、商品によって何営業日かあとになります。そのため、年末ぎりぎりに注文すると、受渡日が年明けになり、来年の枠の買い付けになります。
使い切れなかった今年の枠は、来年に繰り越せません。今年の枠を使いたいなら、12月の半ばまでに注文を終えておくのが安心です。
この記事では、楽天証券のNISAの取引ルールと、年末の取引の案内をもとに、年内の締め切りの考え方をまとめます。
- 今年の枠になるかは:注文日ではなく「受渡日」が年内かどうかで決まる
- 投資信託は:ファンドごとに受渡までの日数がちがうので、締め切りもちがう(日数が長いほど早く締め切り)
- 積立は:払い方(楽天カード・楽天キャッシュ・証券口座)ごとに、設定の締め切りがちがう
- 余った枠は:翌年に繰り越せない。年間の上限は、つみたて120万円・成長240万円
- 売った分の枠は:同じ年には戻らず、翌年に買ったときの値段(簿価)の分だけ戻る
📅 NISAの「今年の枠」は受渡日で決まる

楽天証券の年末の案内では、来年のNISA枠で取引するには「商品の受渡日が来年になるように注文」するよう説明されています。
裏返すと、今年の枠を使いたいなら、受渡日が今年のうちに来る注文にする必要があります。
| 言葉 | 意味 |
|---|---|
| 注文日(申込日) | 買い注文を出した日 |
| 約定日 | 売り買いが成立した日 |
| 受渡日 | お金を払い、商品を受け取る日。NISAの年の枠はこの日で決まる |
※楽天証券「2026年のNISA非課税投資枠でのお取引について」より
投資信託の受渡日は、ファンドごとに「申し込みから何営業日目」と決まっています。海外の資産に投資するファンドは、日数が長めのことが多いです。
12月は年末の休みで営業日が少なくなるので、思ったより早く締め切りが来ます。
🗓 年内の締め切りの目安(前の年の例)
楽天証券は、毎年の年末に「来年のNISA枠での取引はいつの注文から」というお知らせを出しています。
今年の締め切りは、その年のお知らせで確かめてください。ここでは考え方の例として、2025年12月の回のスケジュールを載せます。
| 買い方 | 2025年12月の回:翌年(2026年)の枠になった注文 |
|---|---|
| 投資信託(申し込みから4営業日目に受渡) | 12月26日の申し込みから |
| 投資信託(申し込みから6営業日目に受渡) | 12月24日の申し込みから |
| 投資信託(申し込みから9営業日目に受渡) | 12月19日の申し込みから |
| 国内株式(東証) | 12月29日の取引から |
| 米国株式 | 12月25日の取引から |
| 投信積立(楽天カード決済) | 12月13日以降の設定は、翌年2月の積立分に |
※楽天証券「2026年のNISA非課税投資枠でのお取引について」(2025年10月のお知らせ)より一部。表の日付より前の注文が、その年(2025年)の枠になりました。曜日や祝日の並びで毎年変わります
迷ったら、12月の半ばまでに注文を終えると、どのファンドでも間に合いやすいです。
買うファンドの受渡日を確かめる方法
楽天証券の年末のお知らせでは、投資信託の締め切りが「申し込みから何営業日目に受渡か」ごとに分けて書かれています。
買いたいファンドが何営業日目の受渡かを楽天証券のファンドのページで確かめ、その行の締め切りより前に注文しましょう。
たとえば、人気の「eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)」は、ファンドのページの「受渡日」の欄に「申込受付日から起算して6営業日目」と書かれています。
この場合は、上の表の「6営業日目」の行を見ます。

※楽天証券のファンドのページの例(eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)・2026年10月の画面)
年末に追加で買うときは、ファンドごとに受渡日の日数がちがうので、注文の前にこの欄を見ておくと安心です。
🔁 積立(クレカ積立)は払い方ごとに設定の締め切りがちがう
毎月の積立も、受渡日が年内になる分だけが今年の枠です。
楽天証券の積立は、払い方によって「いつまでに設定すれば、いつ買えるか」がちがいます。
- 楽天カード決済:毎月決まった日までの設定で、翌月の積立になる(年末は、12月の締め切り日をすぎた設定が2月分にまわる)
- 楽天キャッシュ決済:積立の指定日によって、設定の締め切りがちがう
- 証券口座から払う積立:はじめて買う日が年内か年明けかで、どちらの枠になるかが決まる
※楽天証券「2026年のNISA非課税投資枠でのお取引について」より
年末に積立の金額を増やして今年の枠を使い切ろうとしても、設定の締め切りをすぎると今年には間に合いません。今年の枠が大きく余っているなら、積立ではなく、受渡日を見ながらスポットで買うほうが確実です。
年末にまとめて買うときは、今年の残りの枠がいくらあるかを、先に楽天証券の画面で確かめておきましょう。
📌 余った枠・売った枠はどうなる?
年末によく出る疑問を、楽天証券のNISAの取引ルールの書き方でまとめます。
| 疑問 | 答え |
|---|---|
| 使い切れなかった今年の枠は? | 翌年に繰り越せない(その年で消える) |
| 年内に売ったら、その分また買える? | 同じ年のうちは戻らない |
| 売った分の枠はいつ戻る? | 翌年に、売った商品を買ったときの値段(簿価)の分だけ、生涯の上限(1,800万円)に戻る |
| 戻った枠があれば、1年に360万円より多く買える? | 買えない。1年の上限は360万円のまま |
※楽天証券「NISA 取引・ルール」より。枠が戻るのは、2024年以降の新しいNISAで買った分です
NISAの中で出た利益には税金がかかりませんが、NISAの外(特定口座など)の利益には、およそ20%の税金がかかります。また、投資信託は値下がりすることもあり、元本は保証されません。年末だからと急いで、よく知らない商品を買うのはやめておきましょう。
🆕 来年の枠で買いたいときは
「今年の枠はもう使い切った。来年の枠で早く買いたい」という人は、反対に受渡日が来年になる注文にします。
楽天証券は、来年の枠でいつから取引できるかを、毎年10月ごろにお知らせで出しています(2025年は10月17日)。日付は、そのお知らせで確かめてください。
NISAでの投資信託の買い方は楽天NISAの買い方|投資信託・株の購入手順を画面付きで解説で紹介しています。
▼ NISA口座の申し込み・積立の設定はここから ▼
❓ NISAの年末のよくある質問
年の枠は受渡日で決まり、投資信託は申し込みから数営業日あとが受渡日です。年末に申し込むと、受渡日が年明けになります。
使わなかった年の枠は、翌年に繰り越せないと案内されています。
売った分の枠は翌年に、買ったときの値段の分だけ生涯の上限に戻ります。
投資信託はファンドごとに日付がちがうので、注文の確認画面で受渡日も見ましょう。
楽天証券の税金や確定申告の流れは楽天証券の確定申告は必要?口座タイプ別の判定・年間取引報告書はいつ届く・見方・NISAと配当の扱いでまとめています。
📝 まとめ|受渡日を見て、12月の半ばまでに注文を終える
- NISAの今年の枠は、注文日ではなく受渡日が年内かどうかで決まる
- 投資信託はファンドごとに締め切りがちがう。12月の半ばまでに注文すると安心
- 積立は払い方ごとに設定の締め切りがある(楽天カードは12月の締め切りをすぎると2月分)
- 余った枠は繰り越せない・売った分は翌年に簿価で戻る
- 今年の正確な日付は、楽天証券の年末のお知らせで確かめる
※楽天証券の「NISA 取引・ルール」「2026年のNISA非課税投資枠でのお取引について」で確認した内容です。投資は自己責任で、税金のくわしい扱いは税務署などで確かめてください
▼ 楽天カードで積立できる・ポイントでも買える ▼




