
・手数料0円って本当?デメリットは?
・注文したのに売れない・買えないのはなぜ?
かぶミニは、楽天証券で日本の株を1株から売り買いできるサービス(単元未満株取引)です。
ふつう日本の株は100株単位なので、株価3,000円の会社なら30万円が必要ですが、かぶミニなら3,000円から買えます。
売買の手数料は0円です。
ただし「リアルタイム取引」には0.22%のスプレッド(手数料のかわりに値段に上乗せされる分)がかかるので、ここを知らないと「思ったより高く買っていた」となりがちです。
この記事では、楽天証券の公式ページをもとに、かぶミニの仕組み・スプレッドの実額・売れないときの理由・NISAとポイントでの買い方をまとめます。
- かぶミニ:日本の株を1株から売買できる。売買手数料は0円
- リアルタイム取引:取引時間中にすぐ売買できるが、0.22%のスプレッドがかかる
- 寄付取引:夜に注文して翌朝の始値で売買。スプレッドも0円
- 売れない原因:寄り付く前・指値の範囲外・取引時間外・取扱停止など
- NISA・ポイント:成長投資枠で買える。楽天ポイント(通常ポイント)でも買える
📈 かぶミニの2つの買い方|リアルタイム取引と寄付取引

かぶミニには、注文のしかたが2種類あります。
| 項目 | リアルタイム取引 | 寄付取引 |
|---|---|---|
| 注文できる時間 | 9:00〜11:30・12:30〜15:25(東証で寄り付いた後) | 17:00〜翌朝8:45 |
| 売買が決まるタイミング | 注文したその場(取引時間中) | 翌朝の前場の寄付(始値) |
| 注文の種類 | 成行・指値 | 成行だけ |
| 売買手数料 | 0円 | 0円 |
| スプレッド | 0.22% | なし |
| 対象の銘柄 | リアルタイム銘柄 | リアルタイム銘柄と寄付銘柄 |
※楽天証券「かぶミニ®(単元未満株取引)」・「かぶミニ®で1株から株式投資!」(2026年10月16日確認)より。注文は当日限りで、リアルタイム取引は前場の注文は前場だけ、後場の注文は後場だけ有効です
リアルタイム取引で買えるのは一部の銘柄だけですが、寄付取引ならかぶミニで扱っている銘柄をすべて買えます。
対象の銘柄は増えているので、楽天証券「かぶミニ®(単元未満株取引)」の対象銘柄で確かめてください。
楽天証券によると、リアルタイム取引で1株から指値注文ができるのは、口座数上位5社のネット証券の中で楽天証券のかぶミニだけ(2024年8月9日時点)です。
すぐに売買したい・値段を決めて買いたいならリアルタイム取引、コストを0円にしたいなら寄付取引、と使い分けるのが基本です。
🧮 手数料0円でもかかる「スプレッド」の実額
リアルタイム取引では、東証の値段に0.22%を足した値段で買い、0.22%を引いた値段で売ることになります。
1円未満の端数は、買うときは切り上げ、売るときは切り捨てです。
株価3,000円の株を1株、リアルタイム取引で買ってすぐ売った場合を計算してみます。
| 場面 | 計算 | 金額 |
|---|---|---|
| 買うとき | 3,000円×1.0022=3,006.6円(切り上げ) | 3,007円 |
| 売るとき(株価が同じ) | 3,000円×0.9978=2,993.4円(切り捨て) | 2,993円 |
| 往復のコスト | 3,007円−2,993円 | 14円(約0.47%) |
※楽天証券の公式ページのスプレッド(0.22%)と端数の決まり(2026年10月16日確認)をもとに当ブログで計算した例です。実際の値段は東証の気配で変わります
1回あたりは小さく見えますが、何度も売り買いすると0.47%ずつ減っていく計算です。
長く持つつもりの株を少しずつ買うなら、夜に注文して翌朝の始値で買える寄付取引のほうがコストはかかりません。
なお、手数料コースは関係なく、かぶミニの売買手数料は0円です(スプレッドはどのコースでもかかります)。
国内株の手数料コースの違いは楽天証券の手数料コースはどれがいい?ゼロコースのデメリットと選び方を解説で解説しています。
⚠️ かぶミニが売れない・約定しないときの理由
「注文したのに売れない(買えない)」ときは、次のどれかが多いです。
| 理由 | 中身と対処 |
|---|---|
| まだ寄り付いていない | リアルタイム取引は、東証でその日の値段がついた後でないと注文できない。値段がつく前は参考価格が「−」になる |
| 指値が範囲の外 | 売りの指値は「参考価格の−1%から東証の値幅制限の上限まで」。範囲の外や値幅制限を超える指値は失効する |
| 前場・後場をまたいだ | 前場の注文は前場だけ有効。決まらなければ後場に出し直す |
| 取引時間の外 | リアルタイム取引は15:25まで。夜〜朝は寄付取引(17:00〜翌8:45)で注文する |
| 取扱いが止まった・対象外になった | 市場の状況などで取扱いが止まることがある。かぶミニの対象から外れた株は「買取請求」で換金できる |
※楽天証券「かぶミニ®(単元未満株取引)」(2026年10月16日確認)より。買いの指値は「東証の値幅制限の下限から参考価格の+1%まで」です
とくに朝9時ちょうどに注文できないのは、寄り付く前だからです。
値段がついてからもう一度注文すれば、ふつうは売買できます。
リアルタイム取引と寄付取引は、どちらも使ったことがあります。
実際に買うときは、時間帯によって買える銘柄と買えない銘柄があって、少し困りました。
それからは、基本的に寄付取引で買おうと決めました。

※2026年10月16日9時台のかぶミニの注文画面(見本としてトヨタ自動車を表示・注文はしていません)。東証の現在値3,088円に対して、かぶミニで買える値段は3,095円(スプレッド0.22%の分だけ高い)
💰 NISAと楽天ポイントでかぶミニを買う
かぶミニは、新しいNISAの成長投資枠で買えます。
NISAで買えば、売ったときの利益と配当金に税金がかかりません(配当金は、受け取り方を「株式数比例配分方式」にしておく必要があります)。
楽天ポイントでも買えますが、使えるのは通常ポイントだけで、期間限定ポイントやほかのポイントから交換したポイントは使えません。
ポイントで買うには、楽天証券の「楽天ポイントコース」に設定しておきます。
| 項目 | かぶミニでの扱い |
|---|---|
| NISA | 成長投資枠で買える |
| 楽天ポイント | 通常ポイントだけ使える(1ポイント=1円) |
| 配当金 | 1株から株数に応じて受け取れる |
| 株主優待 | 多くの会社が100株以上を条件にしている(銘柄ごとに違う) |
| 議決権 | 単元(100株など)に満たないとない |
| 貸株サービス | 使えない |
※楽天証券「かぶミニ®(単元未満株取引)」・「かぶミニ®で1株から株式投資!」(2026年10月16日確認)より。楽天証券ポイントは株の購入には使えません
NISAではない口座(特定口座など)で売って利益が出たときや、配当金を受け取ったときは税金がかかります。
税金の仕組みは楽天証券の税金まとめ|税率・仕組み・節税方法を初心者向けに解説を見てください。
成長投資枠の使い方は楽天証券の成長投資枠とは?おすすめ銘柄と使い方|つみたて投資枠との違い【初心者向け】で解説しています。
ポイント投資に使う楽天ポイントは、楽天カードの買い物でも貯まります。
🙆 かぶミニが向いている人・向いていない人
| 向いている人 | 向いていない人 |
|---|---|
| 少ない金額でいろいろな会社の株を持ちたい | 株主優待がほしい(多くは100株以上が条件) |
| 高配当株を1株ずつ買い増したい | 1日に何度も売り買いしたい(スプレッドが重なる) |
| 楽天ポイントで株を買ってみたい | 株主総会で議決権を使いたい |
楽天証券の口座があれば、事前の申し込みは要りません(はじめて注文するときに約款に同意します)。
❓ かぶミニのよくある質問
ただし、リアルタイム取引では0.22%のスプレッドが値段に上乗せ(売るときは差し引き)されます。
寄付取引ならスプレッドもかかりません。
条件は銘柄ごとに違うので、会社のページで確かめてください。
寄り付く前に注文したいときは、前の日の17:00〜当日8:45に寄付取引で注文します。
📝 まとめ|長く持つなら寄付取引、すぐ売買するならリアルタイム
- かぶミニは日本の株を1株から買える。売買手数料は0円
- リアルタイム取引は0.22%のスプレッド(3,000円の株の往復で約14円)
- 寄付取引は夜に注文して翌朝の始値で売買。スプレッドも0円
- NISAの成長投資枠・楽天ポイント(通常ポイント)でも買える
※2026年10月16日に、楽天証券の公式サイト(かぶミニ®のサービス概要・かぶミニ®の案内ページ)で確認した内容です。投資には値下がりのリスクがあります




