
・定額・定率・期間指定って、何が違うの?
・NISA口座の投資信託も対象?売ったお金はいつ入るの?
楽天証券には、持っている投資信託を決めた日に、決めたルールで自動で売ってくれる「定期売却サービス」があります。
売り方は「金額指定」「定率指定」「期間指定」の3つから選び、売ったお金は指定した受取日に楽天証券の口座か、登録した出金先の口座に入ります。
この記事では、楽天証券の公式の案内と約款をもとに、3つの方式の違い、設定のしかた、解除のしかた、NISA口座での扱い、お金が入るタイミングをまとめます。
- どんなサービス:持っている投資信託を、決めた日に自動で売って受け取れる
- 3つの方式:金額指定=受け取る金額を決める/定率指定=持っている口数の割合を決める/期間指定=最後に受け取る月を決めて等分に売る
- 受取日:1日〜28日から選ぶ。休日なら前の営業日
- NISA口座:NISAのつみたて投資枠・成長投資枠の投資信託も対象(ジュニアNISA・未成年口座は対象外)
- 注意:積立設定をしている銘柄は選べない。方式はあとから変えられない(解除して設定し直す)
💡 楽天証券の定期売却サービスとは
楽天証券の定期売却サービスは、保有している投資信託を、指定した日に、指定した金額や数量で自動で売るしくみです。
楽天証券は、計画的に資産を取り崩したい人向けのサービスとして案内しています。
毎回自分で売り注文を出さなくても、決めたルールどおりに売って、受取日にお金が入ります。
- 対象の口座:一般口座・特定口座・NISA口座(つみたて投資枠・成長投資枠)・旧NISA口座・法人口座
- 対象の商品:楽天証券で積立ができる投資信託(ラップ、楽天・マネーファンド、外貨建てMMFなどは対象外)
- 受け取る月:毎月・奇数月・偶数月・好きな月を選ぶ(1月〜12月から)
- 受け取る日:1日〜28日から選ぶ
定期売却を設定していても、ふだんどおり自分で売り買いの注文はできます。
ただし、同じ日・同じ銘柄・同じ口座区分の売り注文は出せません。
📊 定額・定率・期間指定の3つの方式の違い
3つの方式は、「何を決めておくか」がちがいます。

| 方式 | 決めること | 毎回の受取額 | 設定の決まり |
|---|---|---|---|
| 金額指定(定額) | 受取日に受け取る金額 | 決めた金額(売る口数は値動きで変わる) | 1,000円以上・1円単位。評価額の50%以下。年2回まで増額の月を設定できる |
| 定率指定 | 売る口数の割合 | 値動きと残りの口数で変わる | 保有口数の0.01%以上50%以下(0.01%単位)の割合。1回に売る金額の上限も決められる |
| 期間指定 | 最後に受け取る年月 | 値動きで変わる(売る口数は等分) | 保有口数を、最後の月までの回数で等分して売る。期間は50年未満 |
※評価額が最低売却金額の1,000円を下回ったときなどは、その月から売却が止まります
かんたんに言うと、金額指定は「受け取る金額」がそろい、定率指定と期間指定は「売る口数」が決まるしくみです。
金額指定は、基準価額が下がっているときは同じ金額を受け取るために多くの口数を売り、上がっているときは少ない口数ですみます。
定率指定と期間指定は、売る口数が先に決まるので、受け取る金額がそのときの値段で上下します。
方式を変えたいときは、いったん定期売却を解除して、設定し直します。
受け取る金額や受取日は、設定の変更でかえられます。
どの方式が自分に合うかは、毎月いくら必要か、何年で使い切りたいかで変わります。
この記事では方式のしくみだけを紹介しているので、選ぶときは目論見書や楽天証券の案内もあわせて確かめてください。
🛠️ 楽天証券の定期売却の設定方法
定期売却は、楽天証券にログインして、投資信託の定期売却の設定画面から4つの手順で設定します。
- 定期売却したい投資信託(ファンド)を選ぶ
- 売却の設定を入れる(方式・金額や割合・最後の月など)
- 受取の設定を入れる(受け取る月・受取日・受取方法)
- 設定の内容を確かめて申し込む
設定が終わると、管理画面ですべての銘柄の受取予定額の合計を見られます。
管理画面では、銘柄ごとに「設定中」「未設定」「解除・停止」が表示され、「設定」「変更」「解除」「履歴」のボタンから操作できます。
▼ ログインして定期売却を設定する ▼
設定できない銘柄・口座
次のときは、定期売却を設定できません。
- 同じ口座で積立設定をしている銘柄
- ジュニアNISA・未成年口座の投資信託
- ラップ、楽天・マネーファンド、外貨建てMMFなど、対象外の商品
- 設定のときの評価額の50%以上を売る設定
定期売却をしている銘柄に、あとから積立の設定を申し込むと、定期売却での売却は行われなくなります。
🔁 設定の変更と解除のしかた
設定の変更や解除は、次の注文日の前の営業日までに申し込みます。
- 変えられるもの:受け取る金額や割合・受取日など
- 変えられないもの:売り方(金額指定・定率指定・期間指定)
- 売り方を変えたいとき:いったん解除してから、設定し直す
締め切りを過ぎると、その回の売却には間に合いません。
売るのをやめたいときは、早めに解除しておきましょう。
また、設定した投資信託の償還が決まって償還や売買停止になったときは、次の売却注文を作るときに設定が自動で解除されます。
📈 NISA口座の投資信託も定期売却できる?
NISA口座の投資信託も、定期売却の対象です。
楽天証券の約款では、対象の口座にNISAの成長投資枠・つみたて投資枠・旧NISAが含まれています。
対象外は、ジュニアNISAと未成年口座です。
NISA口座で売った投資信託の利益には、税金がかかりません。
特定口座や一般口座で売った場合は、利益に税金がかかります(特定口座の源泉徴収ありなら、楽天証券が差し引きます)。
ただ、積立中の銘柄は定期売却を設定できないので、同じ銘柄を「積み立てながら少しずつ売る」ことはできません。
売却益の税金のしくみは、楽天証券の税金まとめでくわしく書いています。
💴 売ったお金はいつ入金される?
売ったお金は、指定した受取日に入金されるように、楽天証券が前もって売却の注文を出します。

受取日は1日〜28日から選び、受取日が休日のときは、その前の営業日になります。
| 受取方法 | お金が入る場所 |
|---|---|
| 証券口座に入金 | 楽天証券の預り金(受取日) |
| 出金先の口座へ自動出金 | 登録している出金先の銀行口座 |
| マネーブリッジ・自動スイープを設定している人 | 受取日の22時以降に楽天銀行へ |
※売却代金をほかの取引に使った場合は、出金されません
受取方法を選ばなかったときは、楽天証券の預り金に入ります。
自動出金を選んでいても、銀行側の障害や口座情報の不備で送れなかったときは、預り金に入ります。
預り金を自分で銀行に移す方法や日数は、次の記事でまとめています。
❓ 楽天証券の定期売却のよくある質問
📝 まとめ|楽天証券の定期売却は方式と受取日を決めて自動で売る
- 持っている投資信託を、決めた日に自動で売って受け取れる
- 金額指定・定率指定・期間指定の3つから選ぶ(方式はあとから変えられない)
- 受取日は1日〜28日。休日なら前の営業日
- NISA口座の投資信託も対象。積立中の銘柄は選べない
- 変更・解除は次の注文日の前の営業日まで
投資信託は元本が保証された商品ではなく、売る時期の値段で受け取る金額が変わります。
設定の前に、楽天証券の案内で条件を確かめておきましょう。
▼ 楽天証券にログインする ▼




