

・米ドルMMFと円のマネーファンド、どっちを見ればいいの?
・利回りや手数料、税金はどうなっているの?
楽天証券のMMFは、米ドルなど外貨で運用する「外貨建てMMF」と、円で運用する「楽天・マネーファンド」の2種類です。
どちらも、格付けの高い短期の債券などで運用する、値動きの小さい投資信託です。
この記事では、2つの違い、利回りの確かめ方、円から買うときの為替のコスト、買い方、税金までを、楽天証券と国税庁の公式ページにそってまとめます。
- 外貨建てMMF:米ドル・南アフリカランド・トルコリラの3通貨。米ドルは「楽天・米ドルMMF」など3本
- 楽天・マネーファンド:円で運用するMRF。1円から・為替の心配なし
- 利回り:毎日変わる。最新の数字は楽天証券の公式ページで見る
- 円から米ドルMMFを買う:1米ドルにつき25銭のスプレッドが、買うときと換金するときにかかる
- 税金:分配金も換金の利益も20.315%。NISAでは買えない
口座開設・NISA・クレカ積立など、楽天証券の使い方を一通り知りたい方は、まず楽天証券の完全ガイドをご覧ください。
🔍 楽天証券のMMFとは?外貨建てMMFと楽天・マネーファンドの2種類
MMF(マネー・マーケット・ファンド)は、格付けの高い短期の国債や社債などで運用する公社債投資信託です。
株の投資信託より値動きが小さく、預金に近い感覚で「待機中のお金」を置いておけるのが特徴です。
楽天証券で選べるのは、次の2種類です。

| 外貨建てMMF | 楽天・マネーファンド | |
|---|---|---|
| 通貨 | 米ドル・南アフリカランド・トルコリラ | 日本円 |
| 種類 | MMF(公社債投資信託) | MRF(公社債投資信託) |
| いくらから | 楽天・米ドルMMFは1米ドルから | 1円から |
| 為替の影響 | あり(円に戻すと増減する) | なし |
| 分配金 | 毎日計算・月末にまとめて再投資 | 毎日計算・月末の前営業日に再投資 |
| 向いている使い方 | 米国株を買うまでのドルを置いておく | 株や投資信託を買うまでの円を置いておく |
「楽天・マネーファンド」は名前に「MMF」と付きませんが、同じ公社債投資信託の仲間のMRF(マネー・リザーブ・ファンド)です。
円で運用したい人は、こちらを選べば大丈夫です。
📈 楽天証券のMMFの利回りはいくら?
MMFの利回りは毎日変わります。
米ドルMMFはアメリカの金利、楽天・マネーファンドは日本の金利の動きにあわせて上がったり下がったりします。
下の表は、記事を書いた時点で楽天証券の公式ページに出ていた数字です。
| 通貨 | 銘柄 | 利回り(年・税引前) 2026年10月時点(公式の直近7日間平均) |
|---|---|---|
| 米ドル | 楽天・米ドルMMF | 3.450% |
| ゴールドマン・サックス(GS米ドルファンド) | 3.397% | |
| ニッコウ(日興USドルMMF) | 3.217% | |
| 南アフリカランド | インベステック | 6.110% |
| トルコリラ | SOMPO | 32.822% |
| 日本円 | 楽天・マネーファンド | 1.079% |
※過去の実績で、これからの利回りを約束するものではありません
最新の数字は、楽天証券の「外貨建てMMF」と「楽天・マネーファンド」のページの上のほうに出ています。
利回りの数字だけでなく、為替の動きもあわせて考えましょう。
💵 楽天・米ドルMMFとは?米ドル建ての3本の違い
楽天証券の米ドル建てMMFは、楽天・米ドルMMF、ゴールドマン・サックス、ニッコウの3本です。
3本とも、MMFのまま米国株の買付に直接使えます(外貨決済)。
| 銘柄 | 最初に買える金額 | 運用の費用 |
|---|---|---|
| 楽天・米ドルMMF (ノーザン・トラスト・米ドル・リクイディティ・ファンド) |
1米ドル以上 | 管理報酬等は年0.70%が上限 |
| ゴールドマン・サックス (GS米ドルファンド) |
10米ドル以上 | 管理報酬等は年0.70%が上限 |
| ニッコウ (日興USドルMMF) |
10米ドル以上 | 年0.01%(別に保管報酬0.04%) |
※運用の費用は、表示の利回りから差し引かれていて、別に払うものではありません
楽天・米ドルMMFは2024年5月に取り扱いが始まった銘柄で、1米ドルから買えるのが他の2本との違いです。
利回りの差は日によって入れ替わることがあるので、買う前に公式ページで3本を見比べてください。
💰 楽天証券のMMFの手数料と為替のコスト
楽天証券のMMFは、買うとき・換金するときの手数料は無料です。
ただし、円から外貨建てMMFを買うときは、為替のスプレッド(両替の手数料のようなもの)がかかります。
| こんなとき | かかるコスト |
|---|---|
| 円のまま米ドルMMFを買う(円貨決済) | 1米ドルにつき25銭 |
| 米ドルMMFを換金して円で受け取る | 1米ドルにつき25銭 |
| リアルタイム為替取引で先に米ドルに替えてから買う | MMFを買うときのスプレッドは無料 |
| 楽天・マネーファンド(円)を買う | 為替のコストなし・購入手数料も無料 |
※ニッコウや米ドル以外の通貨は、それぞれ所定のスプレッドがかかります
たとえば円のまま1,000米ドル分を買うと、スプレッドは250円です。
換金して円に戻すときにもう一度かかるので、往復で500円になります。
まとまった金額を入れるなら、先に米ドルに替えてから「米ドルで買う(外貨決済)」を選ぶと、円貨決済より為替のコストを抑えられます。
🛒 楽天証券でMMFを買う方法
外貨建てMMF(楽天・米ドルMMFなど)の買い方
- 楽天証券にログインして、メニューの「投信」から「外貨建MMF」の注文を開く
- 買いたい銘柄(例:楽天・米ドルMMF)を選ぶ
- 決済方法を選ぶ:円で買う(円貨決済)か、持っている米ドルで買う(外貨決済)
- 金額を入れる(楽天・米ドルMMFは1米ドルから)
- 内容を確かめて、取引暗証番号を入れて注文する
注文の締め切りは営業日の13時50分(トルコリラ建ては13時)です。
それより後の注文は、次の営業日の扱いになります。
楽天・マネーファンド(円)の買い方
- 楽天証券の口座に、円を入金しておく(楽天銀行のマネーブリッジも使える)
- 楽天証券にログインして、楽天・マネーファンドのページを開く
- 「運用を始める」から、預り金のうち運用する金額を入れる(1円から1円単位)
楽天・マネーファンドは、楽天カード・楽天ペイ・楽天ポイントでは買えません。
積立の設定もできないので、使うときは預り金から運用額を追加します。
入金の方法は楽天証券の入金方法4つの比較で、マネーブリッジもあわせて解説しています。
▼ 楽天証券の口座でMMFを始める ▼
🔄 米国株の待機資金に便利な使い方
米ドルMMFがいちばん役に立つのは、米国株やETFを買うまでのドルを置いておく使い方です。
- 円を米ドルに替えて、すぐ使わない分を米ドルMMFに入れておく
- 待っている間は、毎日分配金が計算され、月末にまとめて再投資される
- 米国株を買うときは、MMFのまま買付代金に充てられる
楽天証券には、ほかにも手間を減らすしくみがあります。

- 米ドル建てMMF自動買付サービス:米国株の配当金や売却代金のドルで、楽天・米ドルMMFを自動で買う
- 外貨建てMMFの積立:2026年8月から、外貨建てMMFも積立ができるようになった
- らくらくマネー運用(円):楽天・マネーファンドを、株などの買付代金にそのまま充てられる。売却代金を楽天・マネーファンドで受け取る設定もできる
楽天証券で米国株を始める流れは、楽天証券の米国株の始め方で解説しています。
⚠️ 楽天証券のMMFのデメリット・注意点
元本は保証されていない
MMFもMRFも投資信託なので、預金のような元本保証や預金保険はありません。
格付けの高い短期の債券で運用するため値動きは小さいものの、損をする可能性はゼロではありません。
外貨建てMMFは為替で増減する
外貨建てMMFは、円に戻すときの為替レートで、円での金額が変わります。
利回りがプラスでも、そのあいだに円高が進めば、円に戻したときにマイナスになることがあります。
NISAでは買えない
MMFやMRFはNISAの対象外で、特定口座か一般口座で持つことになります。
NISAの非課税で運用したい場合は、株の投資信託やETFが対象です。
換金したお金がすぐには使えないことがある
楽天・マネーファンドは、16時までに引き出しを申し込むと、その日の16時以降に預り金に戻り、出金できるのは次の営業日からです。
申し込みは1日1回までです。
すぐ使う生活費は、預金に置いておくほうが安心です。
🧾 楽天証券のMMFの税金|分配金と換金の利益
MMFやMRFは公社債投資信託なので、利益の種類によって税金の扱いが分かれます。
| 利益の種類 | 税金 | 確定申告 |
|---|---|---|
| 分配金(毎日の利息のようなもの) | 利子所得として20.315%が差し引かれる | しなくてよい(申告分離課税で申告することもできる) |
| 換金したときの利益(外貨建ては為替の差の利益も含む) | 譲渡所得等として20.315% | 特定口座(源泉徴収あり)なら不要 |
※20.315%=所得税15.315%+住民税5%
どちらも上場株式等として、株の損と損益通算できます(確定申告が必要な場合があります)。
確定申告のやり方は楽天証券の確定申告ガイドにまとめています。
🏦 楽天銀行のマネーブリッジ(預金)とのちがい
円の置き場所として、楽天銀行のマネーブリッジと迷う人も多いです。
| 楽天・マネーファンド | マネーブリッジ(普通預金) | |
|---|---|---|
| 中身 | 投資信託(MRF) | 銀行の預金 |
| 元本保証・預金保険 | なし | 預金保険の対象 |
| 引き出し | 出金できるのは次の営業日から | 銀行の普通預金なのですぐ使える |
| 利息・分配金の税金 | 20.315% | 20.315% |
利回りや金利はどちらも変わるので、そのときの楽天証券と楽天銀行の公式の数字を見比べて決めましょう。
すぐ使うかもしれないお金は預金、しばらく使わないお金はマネーファンド、のように分けて置く人もいます。
❓ 楽天証券のMMFのよくある質問
📝 まとめ|楽天証券のMMFは「待機中のお金」の置き場所
- 楽天証券のMMFは、外貨建てMMF(米ドルなど3通貨)と、円の楽天・マネーファンド(MRF)
- 利回りは毎日変わるので、公式ページで最新の数字を見る
- 手数料は無料。円から米ドルMMFを買うと、1米ドルにつき25銭のスプレッドが往復でかかる
- 米ドルMMFは、そのまま米国株の買付に使える
- 元本保証なし・NISAの対象外。分配金も換金の利益も20.315%
MMFは、株や投資信託を買うまでのお金を、預り金のまま眠らせないための置き場所です。
為替や元本のリスクを知ったうえで、使い道にあわせて選んでください。
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