
そんな疑問にお答えします。
結論から言うと、楽天カードでの税金支払いは、ほとんどのケースで損になります。
理由は、税金の支払いだけポイント還元率が0.2%まで引き下げられているからです。
私自身、34,900円の税金を実際に納付するときに計算してみたところ、はっきり赤字になることがわかりました。
この記事では、公式情報と実際の計算結果をもとに、損する理由と正しい払い方を解説します。
- 楽天カードの税金支払い:還元率は0.2%(500円につき1ポイント)。通常の1%ではありません
- 実際に計算した結果:34,900円の納税で手数料288円・ポイント69円分=219円の赤字
- 対象になる税金:自動車税・固定資産税・住民税・eLTAX経由の地方税など、主要な税金はほぼ全部
- 損しない払い方:地方税お支払サイトのネットバンキング納付、またはスマホ決済アプリ(どちらも手数料無料)
- 意外な落とし穴:楽天銀行の画面から入ると弾かれることがある。地方税お支払サイトから入れば使える
💡 楽天カードで税金を払うとポイント還元率は0.2%です
楽天カードは通常、100円につき1ポイント(1%還元)が貯まります。
しかし税金の支払いについては、500円につき1ポイント(0.2%還元)に引き下げられています。
これは楽天カード公式サイトの「カード利用獲得ポイントの還元率が異なるご利用先」に明記されているルールです。
0.2%になる税金の一覧
公式に記載されている対象の税金は次のとおりです。
| 区分 | 対象 | 還元率 |
|---|---|---|
| 地方税 | 自動車税(軽自動車税を含む)/固定資産税/都市計画税/住民税 | 0.2% |
| 国税ほか | 法人税/地方法人税/贈与税/源泉所得税 | 0.2% |
| まとめて対象 | 地方税共同機構(eLTAX)経由の納付すべて | 0.2% |
| 参考:公共料金 | 電気・ガス・水道 | 0.2% |
注目したいのが、一覧の中にある「地方税共同機構(eLTAX)」という項目です。
これは特定の税金の名前ではなく、「地方税お支払サイト」から納付したものは中身を問わず0.2%という意味になります。
税目の一覧に個別の名前が載っていない地方税も、この一行でまとめて0.2%扱いになるということです。
なお、楽天市場以外で楽天カードを使ったときの還元率については楽天カードの楽天以外でのポイント還元率で詳しく解説しています。
⚠️ 実際に計算したら赤字でした|34,900円の実例
理屈だけではわかりにくいので、私が実際に納付したときの数字をそのまま公開します。
対象は地方税の34,900円です。
差し引き:-219円の赤字
ポイントは付きますが、手数料のほうが4倍以上大きいという結果になりました。
もし還元率が通常どおり1%であれば349ポイント付くので、288円の手数料を引いても61円のプラスでした。
つまり0.2%への引き下げが、損益をひっくり返しているわけです。
金額を変えても赤字は変わりません
「金額が大きければ得になるのでは?」と思うかもしれませんが、手数料も金額に比例して増えるため結論は変わりません。
| 納税額 | 決済手数料 | ポイント(0.2%) | 差し引き |
|---|---|---|---|
| 10,000円 | 40円 | 20pt | -20円 |
| 34,900円 | 288円 | 69pt | -219円 |
| 50,000円 | 約370円 | 100pt | 約-270円 |
| 100,000円 | 約782円 | 200pt | 約-582円 |
金額が大きくなるほど、損失も大きくなります。
これが「楽天カードで税金を払うのはおすすめしない」と言われる理由です。
💰 決済手数料の早見表|損益分岐点はどこにある?
地方税お支払サイトのクレジットカード決済手数料は、金額に応じて段階的に上がっていきます。
- 1円〜10,000円:40円
- 10,001円〜20,000円:123円
- 20,001円〜30,000円:205円
- 30,001円〜40,000円:288円
- 以降、10,000円ごとに約82円ずつ加算
手数料はおおむね0.8%前後で推移します。
つまり損益分岐点は、還元率が0.8%を超えるかどうかです。
還元率0.5%のカード:赤字
還元率1%のカードでも、10万円払ってプラス200円ほどです。
手間や引き落とし管理を考えると、クレジットカードで税金を払う旨味はそもそも小さいと言えます。
逆に言うと、楽天カードの本領は税金ではなく楽天市場での買い物です。
SPUでポイント倍率が上がるので、日常の買い物は楽天カードにまとめ、税金だけ手数料無料の方法に切り分けるのが賢い使い方です。
✅️ 税金を損せず払う4つの方法
では、どう払うのが正解なのでしょうか。
手数料をかけずに納付できる方法を、おすすめ順に紹介します。
① スマホ決済アプリ(いちばん手軽)
納付書に印刷されたバーコードまたはeL-QR(地方税統一QRコード)を、スマホアプリで読み取るだけで完了します。
- 手数料は無料
- 24時間いつでも自宅から納付できる
- PayPay・au PAY・d払い・楽天ペイなどの請求書払いに対応
読み取りから完了まで数分で終わるので、いちばん手軽な選択肢です。
ただしアプリごとに1回あたりの上限金額が決まっているため、高額の場合は事前に確認しておきましょう。
② 地方税お支払サイトからネットバンキングで納付
「地方税お支払サイト」を開き、納付書のeL-QRを読み取って、支払い方法にインターネットバンキングを選ぶ方法です。
手数料は無料で、楽天銀行をはじめ多くのネット銀行が選べます。
私が実際に使ったのはこの方法です。
パソコンで完結させたい方には、こちらが向いています。
③ 口座振替
一度手続きしておけば、以降は自動で引き落とされます。
払い忘れを防げるのが最大のメリットです。
ただし申し込んだ年度からではなく翌年度以降の適用になることが多いため、今年の分には間に合わない点に注意してください。
④ コンビニ払い
納付書のバーコードをレジで読み取ってもらう方法です。
手数料は無料ですが、30万円以下という上限があります。
🔍️ 楽天銀行で税金は払える?「入り口」で結果が変わります
ここが今回いちばんつまずいたポイントです。
結論から言うと、楽天銀行で税金は払えます。ただし入り口を間違えると払えません。
同じ楽天銀行を使うのに、どこから手続きを始めるかで結果が変わるので、順に説明します。
❌ 楽天銀行の「ペイジー」画面から入ると失敗することがある
楽天銀行にログインして、自分でペイジー(税金・各種料金の払込)の画面を開き、納付書の収納機関番号を入力する方法です。
この場合、楽天銀行が対応している収納機関でなければ処理できません。
楽天銀行の対応収納機関一覧に載っている自治体は限られているため、載っていない自治体の納付書だと、番号を入れても先に進めませんでした。
⭕ 「地方税お支払サイト」から入れば楽天銀行で払える
一方、こちらの手順なら問題なく納付できます。
- 先に「地方税お支払サイト」を開く
- 納付書のeL-QRを読み取る(または番号を手入力)
- 支払い方法で「インターネットバンキング」を選ぶ
- 金融機関の一覧から楽天銀行を選ぶ
- 楽天銀行にログインして確定
私はこの方法で実際に納付できました。
手数料は無料です。
つまり「楽天銀行では税金が払えない」わけではなく、入り口を地方税お支払サイトにすればいいということです。
❓ よくある質問
📝 まとめ|税金は手数料無料の方法で払うのが正解
最後に要点を整理します。
- 楽天カードの税金支払いは還元率0.2%(通常の5分の1)
- eLTAX経由の地方税はまとめて0.2%対象になる
- 34,900円の実例では手数料288円に対しポイント69円分で赤字
- 損益分岐点は還元率0.8%前後。楽天カードでは届かない
- スマホ決済アプリや地方税お支払サイト経由なら手数料無料
- 楽天銀行は「地方税お支払サイトから入る」なら使える
税金は金額が大きいぶん、支払い方法の差がそのまま損益に効いてきます。
ポイント目当てでクレジットカードを選ぶより、手数料ゼロの方法を選ぶほうが確実にお得です。
なお、還元率が下がるのは税金や公共料金といった一部の支払い先だけです。
普段の買い物では100円につき1ポイントが貯まりますし、楽天市場ではさらに倍率が上がります。
まだ持っていない方は、こちらから確認してみてください。



