
・取引暗証番号を忘れた…どこで確認できる?
・何回か間違えたらロックされた。どうすれば?
楽天証券の「取引暗証番号」は、ログインパスワードとは別の、注文や出金のときに入力する4桁の番号です。口座を開いたときに自分で決めたもので、画面のどこにも表示されません。
「ログインはできるのに注文が通らない」「4桁を忘れて出金できない」という相談が多いのは、この番号が普段のログインでは使われないためです。
この記事では、取引暗証番号の正体とログインパスワードとの違い、忘れたときの再設定手順、変更方法、ロックされたときの解除方法を、楽天証券の公式案内をもとに整理しました。
- 取引暗証番号=注文・出金・各種申請のときに入力する4桁。ログインパスワードとは別物で、口座開設時に自分で決めた番号
- 忘れたら「確認」はできない。「再設定」する。ログインできれば、セキュリティ設定からSMS認証で数分で新しい番号にできる
- 携帯電話番号を登録していない人は書面手続き。届の郵送で5営業日〜1週間かかる
- 一定回数間違えるとロック。解除はカスタマーサービスセンター(0120-41-1004・平日8:30〜17:00)へ電話
- 2023年5月28日から「数字・英大文字・英小文字・記号のうち2種類以上」が条件。それ以前の数字4桁はそのまま使える
楽天証券の取引暗証番号とは?ログインパスワードとの違い
取引暗証番号は、お金や資産が動く操作のときに入力する4桁の番号です。総合口座を申し込むときに自分で決めて登録します。
ログインパスワードが「口座に入るための鍵」だとすると、取引暗証番号は「金庫を開けるための鍵」です。両方そろわないと、ログインはできても注文や出金はできません。

| ログインパスワード | 取引暗証番号 | |
|---|---|---|
| 使う場面 | ログイン時(パスキーを設定していれば不要) | 株・投資信託の注文、出金指示、振替、登録情報の変更、セキュリティ設定など |
| 桁数 | 英字と数字を組み合わせた長い文字列 | 4桁(2023年5月28日以降の新規設定は2種類以上の文字種) |
| 決めるタイミング | 口座開設時(初回ログイン後に変更) | 口座開設の申込画面、または初回ログイン後の初期設定(STEP1) |
| 忘れたとき | 「パスワード再設定」画面からWebで再設定 | ログイン後にセキュリティ設定からWebで再設定(SMS認証)。携帯未登録なら書面 |
| 画面で確認できる? | できない | できない(再設定するしかない) |
よくある勘違いは「ログインパスワードの下4桁」「口座番号の一部」だと思ってしまうことです。取引暗証番号は自分で決めた独立した番号で、他のどの情報からも導けません。
取引暗証番号が必要になる操作
- 注文。国内株・米国株・投資信託・IPOの買い注文と売り注文(積立設定の登録・変更も含む)
- 出金指示。通常出金・らくらく出金。マネーブリッジの自動出金には不要
- 振替。証券口座とFX口座などの間の資金移動
- 登録情報の変更・各種申請。住所やメールアドレスの変更、ログインパスワードの変更、自動スイープの設定変更など
iSPEEDやマーケットスピードでは、一度入力した取引暗証番号を最大30分間保存して入力を省略する設定ができます。短時間に何度も注文する人向けの機能で、30分を過ぎると再入力が必要です。
取引暗証番号を忘れたときの再設定方法【最短数分】
取引暗証番号は画面で確認できないので、忘れたら新しい番号に「再設定」します。ログインできる人なら、Webで数分で終わります。

ログインできる人:セキュリティ設定からSMS認証で再設定
- 楽天証券のPCサイトにログインし、画面上部の「セキュリティ設定」を押す(スマホは「マイメニュー」→「セキュリティ設定」。または「マイメニュー」→「基本情報(マイナンバー・ログイン関連)」)
- 「取引暗証番号」の欄の「再設定・変更」を押す
- 登録している携帯電話番号を確認し、「Webでの再設定・変更手続きへ」を押す
- 「SMSでワンタイムキーを送信」を押すと、登録の携帯電話に6桁の数字が届く。届いた6桁(画面によっては生年月日も)を入力して「次へ」
- 新しい取引暗証番号を2回入力し、「確定する」を押す。次の取引から新しい番号が使える
古い番号の入力は求められないので、完全に忘れていても再設定できます。
この場合は先に「登録情報変更」で携帯電話番号を直すか、下の書面手続きになります。携帯電話番号の変更にも取引暗証番号が必要なので、忘れている人は書面手続きが確実です。
携帯電話番号を登録していない人:書面で再設定(5営業日〜1週間)
携帯電話番号が未登録、または登録が古くてSMSを受け取れない人は、「取引暗証番号 再設定・変更届」を郵送して再設定します。
- PCサイトにログインし、取引暗証番号の「再設定・変更」画面から届出書を印刷する(ログインできない場合はカスタマーサービスセンターに電話して郵送してもらう)
- 必要事項を記入し、本人確認書類のコピーを添えて返送する
- 楽天証券で処理が終わると、新しい取引暗証番号で取引できるようになる。目安は書類到着から5営業日〜1週間
書面の間は注文も出金もできないので、急ぐ人は先に携帯電話番号の登録を済ませておくのが得策です。
ログインもできない人:カスタマーサービスセンターへ
ログインパスワードも取引暗証番号もわからない場合は、Webでの手続きができません。カスタマーサービスセンター(0120-41-1004、携帯からは03-6739-3333、平日8:30〜17:00)に電話し、本人確認のうえ書面を送ってもらいます。
ログインパスワードだけを忘れた場合は、ログインID・登録メールアドレス・取引暗証番号の3つがわかれば「パスワード再設定」画面からWebで再設定できます。逆に取引暗証番号を忘れているとこの方法が使えないため、先に暗証番号の書面手続きが必要です。
取引暗証番号を変更する方法と設定ルール
忘れていなくても、「他のサービスと同じ番号にしている」「誕生日にしている」という人は変更をおすすめします。手順は再設定とまったく同じで、セキュリティ設定→「再設定・変更」→SMS認証→新しい番号の入力です。
2023年5月28日からの設定ルール
セキュリティ強化のため、新しく設定する取引暗証番号には次の条件があります。
- 4桁で、数字・英大文字・英小文字・記号のうち2種類以上を使う(例:数字3つ+英字1つ)
- 生年月日や、それを連想させる文字列(4月1日生まれの「Ap01」など)は不可
- ログインIDの一部を含むものは不可
- 「123A」「ABC7」「Pin5」「PW99」のような推測されやすい並びは不可
2023年5月27日以前に数字4桁で設定した人は、そのまま使えます。新ルールが適用されるのは、新しく設定・再設定するときだけです。
なお、電話で注文する「マーケットコール」を使う人は、数字以外を含めると電話注文で暗証番号を入力できなくなるので注意してください。
取引暗証番号を間違えてロックされたときの解除方法
取引暗証番号を一定回数以上続けて間違えると、口座にロックがかかります。回数は公表されていません。ロック中は注文や出金ができなくなります。
- カスタマーサービスセンター(0120-41-1004・平日8:30〜17:00)に電話し、ロック解除を依頼する。本人確認で口座番号や生年月日を聞かれる
- 解除後、正しい番号を思い出せないなら、そのまま上の手順で再設定する
「あと1回で合っているはず」と試すより、2回続けて違ったら再設定に切り替えるほうが早く済みます。ロックは平日日中しか解除できないためです。
取引暗証番号の安全な管理|乗っ取り対策として今やること
2025年春に証券口座の乗っ取り被害が急増したとき、楽天証券は「ログインパスワードと取引暗証番号の再設定」を全利用者に呼びかけました。フィッシングで盗まれるのはパスワードだけでなく、取引暗証番号も同じだからです。
- 他のサービスと同じ番号にしない。楽天証券は流用を禁止しており、1か所の漏えいが全部に波及する
- 誕生日・0000・1234・電話番号の下4桁は使わない
- 楽天証券の社員・警察・弁護士を名乗って暗証番号を聞かれても答えない。楽天証券がメールや電話で暗証番号を聞くことはない
- スマホをなくしたら即変更。取引暗証番号を変えたうえで、カスタマーサービスセンター(自動音声は24時間)に連絡する
- ログイン側はパスキーで守る。パスワードを入力しないので、偽サイトに打ち込む余地がない
ログイン側の対策であるパスキーの設定方法は、楽天証券のパスキーとは?設定方法・できない時の対処法の記事にまとめています。
楽天証券の取引暗証番号に関するよくある質問
まとめ:取引暗証番号は「確認」できないので、忘れたら迷わず「再設定」
- 取引暗証番号=注文・出金・申請のときの4桁。ログインパスワードとは別で、画面で確認はできない
- 忘れたら再設定。ログイン→セキュリティ設定→「再設定・変更」→SMSの6桁→新しい番号で、数分で完了
- 携帯電話番号が未登録・古い人は書面手続きで5営業日〜1週間。先に電話番号を登録しておくと早い
- ロックされたらカスタマーサービスセンター(0120-41-1004・平日8:30〜17:00)へ
- 新ルールは「4桁・2種類以上の文字種」。誕生日・連番・他サービスとの使い回しはNG
これから楽天証券の口座を作る人は、申込画面で決める取引暗証番号を、ログインパスワードとは別の場所に控えておいてください。初回の注文で必ず使います。




