
・子どもに見せたくない本はどうしたらいい?
・アカウントは家族で分けた方がいいのかな…
楽天Koboの「家族で共有」は、公式ヘルプと規約の両方を見ないと判断を間違えやすいテーマです。
公式ヘルプには家族で1台の端末を使う場合の設定が載っている一方で、購入特約には「読む権利を第三者に譲渡・貸与してはいけない」と書かれています。
この記事では、楽天Koboのアカウントの仕組み、家族で使うときの線引き、子ども向けの機能制限、メールアドレスの変更、そして退会すると買った本がどうなるかを、公式ヘルプと規約の記載だけで整理します。
- 楽天Koboで本を買うには楽天IDでログインし、Koboのユーザーアカウント登録が必要
- 購入特約は、読む権利を第三者に譲渡・貸与することを禁止している
- 公式ヘルプは、家族で1台の端末を使う場合の「保護者による機能制限」を案内している
- 見せたくない本があるなら、ヘルプの案内どおり家族ごとに会員登録してログインを分ける
- 楽天会員を退会すると、買った本は読めなくなる
💡 楽天Koboのアカウントは「楽天ID」がもと
楽天Koboには、専用のIDやパスワードが別にあるわけではありません。
購入特約には、電子書籍を買うときの条件がこう書かれています。
楽天会員でない場合は楽天会員登録を、Koboのユーザーアカウントがない場合はその登録を行う。
つまり「楽天ID」と、それにひもづく「Koboのユーザーアカウント」の2つがそろって、はじめて本が買えて読めるという関係です。
パソコンのデスクトップアプリでも、「Rのロゴ」(楽天ID)を選んでログインする手順になっています。
登録メールアドレスを変えたいとき
楽天Koboに登録されたメールアドレスは、Kobo側では変更しません。
公式ヘルプでは、楽天に登録しているメールアドレスを、my Rakutenの登録情報の変更ページから変更するよう案内されています。
楽天IDのメールアドレスを変えれば、楽天Koboもそれに合わせて変わる仕組みです。
👪 家族で共有できる?公式ヘルプと規約の線引き

ここがこの記事でいちばん大事なところです。
公式に書かれている内容を、そのまま並べます。
| 出典 | 書かれていること |
|---|---|
| 楽天Koboヘルプ「保護者による機能制限」 | 家族など複数人で電子書籍リーダーを共有している場合は、機能制限でストアやネットの利用を制限できる。見せたくない本がある場合は、ユーザーごとに会員登録してログインする必要がある |
| Rakuten Kobo電子書籍購入特約 第10条 | Koboの電子書籍を読む権利を第三者に譲渡または貸与する行為は禁止 |
| 楽天会員規約 第3条 | IDとパスワードは会員本人が責任をもって管理する(ログイン状態の端末を第三者に利用させないようにする、など) |
公式ヘルプは「家族で1台の端末を一緒に使う」場面を想定して機能制限を案内しています。
一方で規約は、読む権利を人に譲ったり貸したりすることと、IDやパスワードを本人以外に管理させることを認めていません。
ただ楽天会員規約では、IDとパスワードは会員本人が責任をもって管理するものとされています。
楽天IDは楽天カードや楽天ポイント、楽天市場の購入履歴ともつながっているので、パスワードを人に教える使い方はおすすめできません。
家族それぞれが自分の本を持ちたいなら、家族ごとに楽天IDを作って、それぞれで購入するのが確実です。
🔒 子どもと端末を使うなら「保護者による機能制限」
電子書籍リーダーを家族で使うときのために、端末には「保護者による機能制限」があります。
- 画面下部の「その他」アイコンをタップ
- 「設定」をタップ
- 「アカウント」をタップ
- 「ストア、ネット、外部サービスの利用を制限します」のスライダーボタンをタップ
- 4桁の暗証番号を設定し、画面の手順に従う
機能制限をオンにすると、ストア機能やウェブ閲覧、「おすすめ」書籍や「気になる本」の表示などが制限されます。
公式ヘルプでは、見せたくない本がある場合は端末から削除するか、ユーザーごとに会員登録してログインするよう案内されています。
お子さま用に会員登録をして、子ども向けの本だけを保存する使い方も例として挙げられています。
また、暗証番号を忘れた場合は、端末からログアウトして再セットアップが必要になります。
保護者による機能制限は電子書籍リーダーの機能として案内されているので、スマホやタブレットのアプリで読む本を分けたい場合は、アカウントを分けるのが基本になります。
👥 アカウントを2つ持つ・切り替える・本を移す
「楽天kobo アカウント 2つ」「別のアカウント」も、よく検索されている語です。
アプリや端末でアカウントを切り替える
アプリや端末で別のアカウントを使うには、ログアウトしてから別の楽天IDでログインし直します。
ここで注意したいのが、ログアウトの影響です。
電子書籍リーダーでは、ログアウトやリセットで、端末内の本・しおり・書き込み・設定も削除されます。
頻繁に切り替える使い方にはあまり向いていません。
買った本を別のアカウントに移せる?
買った本は、購入したときのアカウントで読む権利として持つものです。
購入特約では読む権利を第三者に譲渡・貸与することが禁止されており、別のアカウントへ本を移す手順も公式ヘルプには案内されていません。
「あとで家族のアカウントに移す」ことはできない前提で、最初から読む人のアカウントで買うのが安全です。
🚪 退会すると買った本はどうなる?
ここは必ず知っておいてほしいポイントです。
楽天会員規約でも、退会するとRakuten IDに対応したすべてのアカウントが同時に削除され、会員サービスが即時に利用できなくなると定められています。
楽天会員の退会ヘルプでは、あわせて次の点も案内されています。
- 楽天ポイント(利用可能・獲得予定)と楽天キャッシュはすべて失効する
- 一度削除した会員登録は元に戻せない
- 有料サービスの料金は返金されない
- 退会したIDのポイントを他のIDに移すことはできない
楽天Koboだけを退会する手順は、今回確認した楽天Koboヘルプには見当たりませんでした。
「メールが多いから退会したい」という場合は、退会ではなくメールマガジンの配信停止で足ります。
メールの種類と止め方は楽天Koboのトラブル対処法|英語のメールは詐欺?端末が動かない時と問い合わせ先で整理しています。
❓ よくある質問
楽天会員規約ではIDとパスワードは会員本人が管理するものとされているため、パスワードを教えて使ってもらう方法はおすすめしません。
子ども向けの本はそのアカウントで購入する形になります。
機能制限はストアやネットの利用を制限する機能で、端末に入っている本はすべて閲覧できる状態のままです。
見せたくない本は端末から削除するか、アカウントを分けてください。
購入特約で、購入時の楽天アカウントまたはKoboのユーザーアカウントを喪失した場合は閲覧できなくなると定められています。
楽天Koboヘルプでは、my Rakutenの登録情報の変更ページから楽天のメールアドレスを変更するよう案内されています。
ログアウトすると端末内の本やしおりは削除されるので、同期後にもう一度ダウンロードしてください。
📝 まとめ|本は「読む人のアカウント」で買う
最後に要点を整理します。
- 楽天Koboは楽天ID+Koboユーザーアカウントで使う
- 読む権利の第三者への譲渡・貸与は購入特約で禁止
- パスワードを家族に教えて共有する使い方はおすすめしない
- 子どもと端末を使うなら機能制限+必要ならアカウントを分ける
- 機能制限をかけても、端末内の本はすべて見える
- 楽天会員を退会すると、Koboで買った本は読めなくなる
電子書籍は紙の本と違って、「読み終わったら家族に渡す」ができないものです。
だからこそ、最初から読む人のアカウントで買う。この1点を押さえておけば、あとで困ることはほとんどありません。




